組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学
- 作者: 加藤洋平
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2016/03/24
- メディア: 単行本
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p47 「人間の意識の発達とは、曖昧さに対する耐久性の増加である」ジェーン・ロヴィンジャー
p55 「人間は意味を構築することを宿命づけられた存在である」ロバート・キーガン
「人間を人間たらしめているものは、意味を構築することである」ウィリアム・ペリー
p72 「どういう言葉をどんなふうに使っているかが、人となりを定義する」ロバート・キーガン
p88 「ピアジェ効果」無理に成長・発達を促そうとすると、どこかで成長が止まってしまうということを示す概念
p124 (日本の伝統的企業では)組織階層の上の者が知らず知らずのうちに、階層の下の者に対して抑圧するような見えないメカニズムが生み出されていたり、階層の下の者が上の人に意見しにくいようなメカニズムが大企業の中に生み出されているのではないか
p126 日本社会は、国民を発達段階3に引き上げていくような仕組みと文化を兼ね備えている
p135 「人間の成長は、曖昧なものを受け入れるプロセスである」ジェーン・ロヴィンジャー
p157 「探求的な問いを自らに投げかけられるようになることが、真の意味での自己構築の始まりなのである」ロロ・メイ
p161 キーガンは、現代社会において、ますますプロフェッショナル人財が求められると指摘しています。プロフェッショナル人財というのは、単純に何かしらの専門家ということを意味しているのではなく、主体的・自律的に行動できる個人
p190 「水平的成長」と「垂直的成長」
p197 エグゼクティブよりも意識段階の低いコーチは、一年間のコーチングを提供しても、エグゼクティブたちの意識段階の成長に一切寄与しなかった
p228 私たちの現代社会は、自分なりの価値観を持つことを奨励するような風潮にあるため、多くの人は、一度自分なりの価値観を構築したら、そこに安住してしまうと思います。
発達段階1 具体的思考段階
発達段階2 道具主義的段階、利己的段階:成人人口の10%
発達段階3 他者依存段階、慣習的段階:成人人口の70%
発達段階4 自己主導段階:成人人口の20%
発達段階5 自己変容・相互発達段階:成人人口の1%未満