「私塾のすすめ」と「ウェブ時代の5つの定理」

出張の移動中に2冊読破。梅田さんの本には全くいつも降参(”感動”とか”目から鱗”という形容では足りない)する。氏の著作との出会いは「シリコンバレーは私をどう変えたか(シリコンバレー精神)」で、以降全ての著作は読んでいる。いつか感想(なぜ”降参”するのか?)を整理して書きたいと思っているのだが、それはとても大変な作業になりそうだし、実現する保障もないので、とりあえず印象に残ったほんの一部をとりあげます。

「ネットをレバレッジするとリアルがもの凄く楽しいぞ、というようなことを見せたい(私塾のすすめ P191)」


ネットを”レバレッジする”という表現が非常に面白いと思った。僕はネットよりリアルの方が生活に占める割合が圧倒的に高い。最近少しずつネットの割合が高まりつつあるが、大きくは変わらないだろう。それは物理的な制約もあるのだけれど、リアルをより指向している人間だからなのだと思う。それはそれでよし。負債/資本に黄金率がないように、ネット/リアルにも普遍的な黄金率はないはず。どのあたりが自分の最大レバレッジポイントなのかを自覚することが大事なんだと思う。