経営戦略概論

 

経営戦略概論―戦略理論の潮流と体系

経営戦略概論―戦略理論の潮流と体系

 

 p32 アンゾフはこの「シナジー」の発生する要件を以下の四つに分類した。

  ①販売上のシナジー、②生産上のシナジー、③投資上のシナジー、④経営管理上のシナジー

p102 バーニーのVRIOフレームワーク:Valuable/Rare/Inimitable/Organization

p138 マネジリアル グリッド理論(ロバート・ブレイクとジェーン・ムートン)の二軸

  「業績に対する関心」「人(フォロワー)に対する関心」の

p150 コッターが提示した「チェンジマネジメントの8つのステップ」

1.変革が必要であるという危機感を社内全体に醸成し、2.エース級人材から成強力な推進チームを結成し、3.変革の方向性を示すビジョンを策定する。4.そのビジョンを全社員に協力に発信し、定着させ、5.その実現をサポートするための手立てを(抵抗する人材の排除など)を打ち、6.短期で目に見える成果を達成して、7.その成果によって社員をいっそう盛りたてて、8.更に新しいアプローチで次の段階に向かう。

p163 個人志向の強いアメリカで支持される「360度評価」も、権力志向の強いタイやロシアでは不評で有効ではないという結果が出ている。

人事こそ最強の経営戦略

 

人事こそ最強の経営戦略

人事こそ最強の経営戦略

 

 p208 ノーレイティングは「人事評価をしない」ことであるかのように誤解されていますが、そうではありません。評価はするのですが「社員をベルカーブによってA、B、Cといった形でランク付けすることをやめる」というのが正確な定義です。

p211 高い頻度で行われる1on1ミーティングで社員の理解と成長を促す会話の重要性も改めて注目されるようになりました。

p213 ノーレイティングを機能させる三つの条件

  ・目標管理を行うMBOの評価制度が定着していること

  ・上司に報酬額を決定する権限があること

  ・上司と部下のやりとりの記録をきちんと残しておける仕組みがあること

p215 「7:2:1の法則」アメリカンのロミンガー社の調査結果

p232 権力とか地位といったものというより、むしろ目に見えない政治力(OECD 宮迫純氏)

p235 基本的に個人が使える武器は、個人の突破力しかありません(IAEA 井上福子氏)

p239 組織開発の3つのステップ「ルール型組織」「リーダー型組織」「パルテノン型組織」

p250 そもそも組織開発とは、社員が「理念」「価値観」「文化」など”形のないもの”への共感を促すための取り組みです。

p253 変化受容までの5段階:否定→怒り→分析→受容する努力→コミットメントの成長

p260 失敗を許容する組織風土をつくる

p272 グローバル時代を担っていく人財像「志、とがり、つなぎ」(オムロン 冨田雅彦氏)

p315 「IRフレームワーク」バートレット&ゴシャール

経営戦略全史

 

 p35『科学的管理法の原理』の最初で、テイラーは言っています。

  「管理の目的は労使の最大繁栄」にある。そして従業員の繁栄とは賃金だけでなく

  「生来の能力の許すかぎり最高級の仕事ができること」だ、と。

p91チャンドラーが4社のケーススタディで見い出したのは、「経営者にとって事業戦略(や事業ポートフォリオ戦略)は変えやすく、組織戦略は変えにくい(実行が難しいので)から、事業戦略に沿って組織戦略を立案・実行していくのが無難」ということでした。

p303「世界は『六次の隔たり(Degrees of Separatings)』でつながってる」というスモールワールド仮説が生まれたのです。(スタンレー・ミルグラム

p306 「フューチャーセンター」:幅広いステークホルダーを巻き込んでのフラットで創造的な対話の場」をつくる(レイフ・エドビンソン)

p311リンダ・グラットン「ワークシフト」①できれば好きなことの中で、複数の専門性を持つ ②他者とのネットワークをつくる。やすらぎを感じられる人間関係も含めて ③所得と消費による満足から脱却する。長続きしないし先進国では限界がある。

p329「今は予測が極めて難しい時代。将棋で言えば5手、10手先を考えても仕方ない局面。とりあえず次の一手を考えて指して、相手の手を見てまた考えるしかない」(羽生善治、2012年3月11日)

p333「過去ではなく現在に学ぶ」最後の手段が「現場実験」つまりテスト販売や事業化テストなどです。ワッツはネットを使ったより大規模な現場実験を実施し、そこでの「対照実験」(グーグルのA/Bテストも同様)の価値を強調しています。

p351「イラク人に無礼な態度をとることは、敵を助けるということだ」(マクマスター大佐)

p369 テイラー「科学的管理」⇔メイヨー「人間関係論」

なぜ会社は変われないのか 立志篇

 

マンガなぜ会社は変われないのか 立志篇

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