貢献する気持ち

 

およそ起業家が書くものとは性格を異にする本。いや起業家こそ哲学を持たねばならないということか。哲学は学ばなければならないものの一つである。

p78 「遊び」「学習」「仕事」「暮らし」といった四つのモードだけで説明されるものは、人生の個人的側面だ。

一方、第五の「貢献」モードを他の四つに加えることで、前途に何が起こるかもしれない人生について、今からおおよその地図が描けるようになる。このモードを頭の片隅に置いておく限り、人生への充実感が拡がって、節目節目で迷ったとき不足しがちな決断力を補い、自分が進むべき道を選択するためのいわば補助線になるのである。

p105 アルテミシオンのポセイドン