- 作者: 吉森大祐
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/01/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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技量が高いだの、低いだの、関係ない。
評価が高いだの、低いだの、関係ない。
認められていようが、認められておるまいが、関係ない。
貴様らは、剣を信じてよいのだ。
それは暗闇の中に光る希望の光だった。
「貴様らは、路傍の石ではない。同志である。剣を信じよ。」
P105 何かを信じよ。
井上は、それを教えてくれた。
剣かもしれぬ。
芸かもしれぬ。
どちらでもいいではないか。
心から信じられるものがある。
それこそが、生きることにとって大事なことであることに変わりはない。
ひとは、生きる。
生き延びねばならぬ。
生きるために信じるのだ。
自分を、信じるのだ。