- 作者: 伊藤守
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
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p1 もともと人を育てることに長けている人たちは、単に知識を教授するだけではなく、生徒や部下が自発的に、自分に合った方法で、それらを学び取り、使えるようにするのがうまいのです。彼らのような人たちを、「ネイティブ・コーチ」(もともとコーチの資質を持っている人)と呼んでいます。彼らは潜在的にコーチングのスキルを持っています。
p45 励まし、叱咤激励、どれも効果があります。しかし「自分は学んでいる、自分は成長の機会を得ている」という動機付けには及びません。本来、人は「学習」することが大好きなのです。
p47 常に観察していて、こちらから声をかけるんです。そして、問題が表面化する前に、問題を見つけ、その場、その場で問題を解決する。そのためには、いつも自分の方から声をかけるように心がけています。
p50 マネージャーの仕事は、部下に仕事をさせることではありません。「部下を自ら仕事をやろうという気にさせる」のが仕事です。
p202 あの”チームの一員である”という自負心は、仕事をするときのエネルギー源だと思う。家族のためや将来のためにも働くけど、あのチームの一員であるという意識は、また別の仕事への動機付けになっていたと思う。