- 作者: 原丈人,金児昭
- 出版社/メーカー: ウェッジ
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
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自分的には「だれかを不幸にするビジネスはいらない」という感じ。
しかし原丈人さんという人は凄いなぁ。
素直でバイタリティみなぎる人。
こういうのをアントレプレナーシップに溢れる人というのだろうか。
P17 リーマン・ショックの原因は、サブプライムローンの証券化商品問題にありました。金融機関が、たくさん抱え込んでいる証券化商品の価値がいくらなのかわからないという、信じられない状況に陥りました。経済においては、何ごとも「数量×単価=金額」ですが、サブプライム問題は、「数量」も「単価」もわからないので、「金額」わからないという話です。
P53 「会社は人間を幸せにするためにある」
P108 原則を作ったら例外を設けない。経営者は自分が進んで楽をしてはならない。全部A4・一枚。虫眼鏡でしか見えないような小さな文字でも構わない。例外をつくるという君の考え方こそがグループの経営に損害を与える。
P116 「できすぎる先輩のマネはしない」「自分をいちばんかわいがる」「ない知恵は絞らない」
P162 言葉の中身さえあれば、語学力がなくても通訳をつかえば済みますが、語学力があっても中身がばければおわりですから。
P186 慈善事業というのも大事だけども、それだけではなく、ハンディキャップだと思われているような人たちでも、何らかの形で能力を活かせるような会社の仕組みをつくることが、ものすごく経営者としては重要なんだ」
追記
P46 「一円の利益が大切である」
一円だけあればいい、という開き直りではなく、どんな環境下でも一円は絶対利益を
出さなければいけない、という意味と理解。一円の利益さえあれば事業の継続は可能。