怒り

怒り(上)

怒り(上)

怒り(下)

怒り(下)

読んだらはまるのは分かっていたが、その通り一気に読み終えた。
しかしざらざらとした読後感。
この人の作品は、人間のネガティブなパワーがポジティブなそれよりずっと強いことを改めて感じさせる。
それを乗り越える強さを持つべきだというのが根底にあるメッセージなのだろう。
しかし人間という複雑な生き物はなかなかそこまで強くなれない。