読めなかった本

少しイシューーが違ったが、「持株会社と日本経済」はもう一度ちゃんと読んでみたい。

持株会社解禁―独禁法第九条と日本経済 (中公新書)

持株会社解禁―独禁法第九条と日本経済 (中公新書)

持株会社の時代

持株会社の時代

持株会社と日本経済

持株会社と日本経済

同書(A.Chandler Jr.「経営者の時代"The Visible Hand"」)によれば、もっともプリミティブな企業は、製造や販売などという単一の「職能」(function)をもってスタートしたという。具体的には、当初の企業は一つの職能だけに特化した製造会社や販売会社などの形でスタートした。しかし、やがて市場で発生する取引コストの削減を目指して、例えば製造会社が製品販売や原料購入などの他職能を自らその内部に取り込むようになる。事業の遂行に求められる一連の職能を、組織内における販売部(営業部)や購買部(仕入部)などとして組織化しはじめたのである。(P.89)