「グレート・ギャツビー」

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

約２０年ぶりの再読。今回は村上春樹訳。アメリカ文学の傑作とされる本作だが、あまり入り込めない。村上春樹さんは何故ここまで思い入れるのか。唯一心に残るのが「有益な本か雑誌を週に一冊は読む。週に三ドル（五ドルとあったのが消されている）貯金する。両親にもっと良くする」のくだり。成功には勤勉さが不可欠だ。
”Lost Generation”といわれるフィッツジェラルド。大学でアメリカ文学を学んでいた’９０年前後は”New Lost Generation”と言われる作家・作品が流行だった。「ゼロ・デシベル」とか「レス・ザン・ゼロ」とか。今ではどういう評価なのだろうか。