すべての美しい馬

すべての美しい馬 (ハヤカワepi文庫)

すべての美しい馬 (ハヤカワepi文庫)

’91−92の2年間、大学でアメリカ文学を学んだがコーマック・マッカーシーという作家は聞いたことがなかった。ブレイクしたのが’92年の本作と知って納得。きっかけは映画の「ノー・カントリー」。本作も映画になっているが正直言ってイマイチだった。
著者はきっとメキシコに思い入れがあるのだろう。ジョン・グレイディが刑務所から出た後のアレハンドラの大叔母の長い独白が心に残る。