リーダーシップ

今朝の日経でリーダーシップ論があった(ハーバード教授/ジョセフ・ナイ氏)。曰く、緊急時には指導者の権限拡大を容認する空気が生まれる。改革を掲げるリーダーがことさらに危機感を煽るのはその証左。平時はその逆。従って、平時と緊急時でリーダーに求められる素養が異なってくる。【成功例1】9・11同時テロの際のジュリアーニ市長は強靭な精神力、重圧下での冷静さ、市民に語りかけ安心させる対話能力を発揮。【失敗例1】同じくジュリアーニ氏。今年の大統領予備選で共和党候補指名を勝ち取れなったのは平時の判断力に信頼が得られなかったから。【成功例2】9・11直後のブッシュ大統領。(現在は失敗例か?)【失敗例2】カトリーナ後の行政の対応。(マニュアルで乗り切ろうとした点)等々。
リーダー論の専門家は「よくある危機」と「まったく新しい危機」を厳密に区別するとのこと。そうじゃないとリーダーのパフォーマンスを評価できないからだろう。納得感あり。
さて自分の仕事に引き付けるとどんな感じだろうか。例えば、取引先の社長の親族に不幸があり、上司(あるいは通常時の意思決定者)が不在の場合、供花や弔電の対応をどうするかというあたりを自分で判断で指示する場合がある。う〜ん、ちょっと違うか。。